Concert Etude op.2

制服系ちゅーば吹きbeardのブログ

CDのレビュー4

Jyosbqqw ずぅっと前に言うてたCDです…

サー・ゲオルグショルティ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェン交響曲第3,5,7番

DeccaのレジェンドシリーズからでているCDで、ショルティウィーンフィルとの不和の元凶となった録音です。

まぁなんでも、ショルティはベートヴェン全集をやりたかったらしいんですが、レーベル側が渋って、とりあえずこの3曲録音して、売れたら全集にしましょう、ということになり、しかしからっきし売れなかったんだそうです。
当時のコンマスは「ショルティを殺してやりたい」とまで言ったとか…

そんないわくつきの録音ですが、なかなかどうして、刺激的な演奏で面白いのですよ。
1950年代の流行とはあまりに違うスタイルですが、カルロス・クライバーのベト5を聴いて名演だと思うならば聴いて損はありません。その当時の録音とは思えない録音の良さも素晴らしいです。

7番にはさほど特筆すべき点はありませんが、個人的には3番の面白さは破格だと思っています。5番も三楽章のトリオの低弦や四楽章のトロンボーンなどみどころたっぷり(笑)。

フルヴェン、トスカニーニクレンペラーカラヤンバーンスタインクライバー…有名曲だけに有名な録音も多数存在しますし、それを僕は全て聞いたわけではないので大きな口は叩けませんが、この録音も、ひとつ面白い選択肢としてアリだと思います。