実力
実はわが門下の先輩、次田心平氏が日本フィルから読売交響楽団に移籍なさるそうで、日フィルのチューバのオーディションが今行なわれております。
まず、書類&テープ審査の後、一次、二次、面接、試用期間とステップがあるわけですが、最初がテープ審査なもんで駄目モトで送ってみました。
まだ、結果は返ってきてはいませんがまあ通らないでしょう。
課題はワルキューレと展覧会のビドロ、ヴォーン・ウィリアムスの1楽章フルと2楽章頭。コレだけの課題を実にトラック80くらい要して取り直し続けたものを選別しましたが、改めて聴いてみるといくつかの音ミスや、アーティキュレーション、ピッチ、リズム、その他もろもろひっくるめてダメダメです。
いやぁ、大学三年も半ばを過ぎましたが、ヴォーン・ウィリアムスすらまともに吹けんのが今の僕の実力なんだなぁと、実感させられました。
ビドロも、ハイGis(ト音第二線のGis)まで出てくるんですけど、一応、その上のダブルハイD(ト音第四線のD)くらいまでなら射程内のつもりだったんです。
勘違いもはなはだしい。いざ音楽的なフレージングに組み込む段になって使えない音域なんて出てるとは言わない…と改めて痛感しました。
ワルキューレは…まあある意味これが一番難しい課題なんですよね(笑)。
高校生でも吹けるけど、音大卒でも吹けないという…
どうやったら武貞先生みたいに吹けるんだろう…。
一応そろそろ卒業後のプランを立てはじめておりまして、詳しいことは申しませんが簡単に言うと一般就職するけど自己研鑽は続ける方向です。
でも今のままではいつかくるチャンスをつかめない。
もっと上手くならなきゃ。もっといい音を、もっとソルフェージュ力を…
諦めません勝つまでは(笑)