年明けからの本番たち 二月編
2/1 卒業試験
私の卒業いたしました大阪音楽大学ではいわゆる卒論というものは通常書きません。もちろん、音楽学の学生や、事情により楽器演奏が困難になってしまった学生は卒論を書きます。作曲の学生は卒業作品を書きます。
では他の学生は何をするか、簡単です!ソロをします!(笑)
管楽器の場合は12分間、800人収容くらいのホールで(試験なので実際の観客は100人いないくらいですが)ソロをするわけです。
私はジョン・ウィリアムスのテューバ協奏曲、第一楽章と第三楽章をやりました。
自分としては悔いの残る内容でした。いろんな方に褒められたりけなされたりしましたが、自分としては、実力の6割くらいしか出せなかったなぁという悔しさがあります。
ずっと忙しくて練習時間がとれず、直前詰め込み型練習になってしまったことがいけなかったのかと。そう考えると、1週間くらいで初演のコンチェルトを仕上げるソリストの方々は本当にすごいんですねぇ。実感します。
僕の卒試の会場録音、期間限定で晒してみます(笑)開始早々暗譜が飛んで音程やらなんやら無茶苦茶になってますし、第三楽章に至っては1小節空白が生まれています…やめてください、石は投げないでください…!
williams.mp3をダウンロード 右クリック→対象をファイルに保存で。予告無く削除しますんでそのつもりで(笑)
伴奏者のじゃすみん(仮名)さん、ほんとありがとう。
できたら卒業演奏会残りたかったなぁ。でも、終わってからもっと出来ただの何だの言ったって、舞台で発揮できなきゃただの言い訳なんです。そういう世界だから。僕は自分より演奏順が後の人は全員聞いたので、卒演乗ってる人は舞台裏で聞いた人も含めて全員聞きました。みんなとても上手かったし、自分よりも遥かに高いレベルで音楽してたのは納得いってます。
結局僕が出来るのは、自分がこの程度だと諦めるか、この悔しさを糧にこれからも頑張るかしかないんです。
まだ諦めへんぞ!くそったれ!
2/10 Osaka College of Music BrassBandProject Vol.2
昨年も行ないました大音金管バンド、私が代表を務めた第二回目のコンサートです。
昨年の木村先生に引き続き、今回は京都市交響楽団バストロンボーン奏者の小西元司先生にアンコール含め三曲ソロを吹いていただきました。
他のプログラムは大祝とか、葡萄酒とか、オリンピックファンファーレとか、アントワープとか、ディズニーメドレーとかその他も。実に盛り沢山でした。(盛り沢山過ぎたという声も多々…)
メインはグレイアムの地底旅行。何気に僕自身は演奏するの二回目なんですが、やっぱり難曲でした(笑)
単に難しいというよりも、複数のパートに長大なソロがあったりやたら高い(or低い)音域を当たり前のように鳴らさねばならなかったりと、凄まじい体力と高度なコントロール能力の両方を要求されることがこの曲のいやな所で。さらえばどうにかなる箇所と、本番、バテた状態ではどないしようもない過酷な箇所とあるので、結果として整った演奏とは言い難かったかもしれませんね。
でも、演奏会全体としてはとても好評で、頑張ったかいがありました。
今年は昨年よりもパート練習を充実させたりして、みんな本当に一生懸命やってくれたのでそれがいい結果を生んだのだと思います。勿論、多々課題もありましたが、それを考えるのは後輩達の仕事です。絶対来年もやれよ!
2/13 チャリティコンサート
ええっと。あえて正直に書くと。やっぱり、演奏会を開くにあたっての責任ってあると思うんです。そういうことを考えさせられた演奏会でした。自分の演奏責任だけは果たそうと頑張りましたが…。
それ以上のことは割愛させてください。ほんまに第二回やるなら、ちゃんっと!しっっかり!準備しましょうね?
2/26 サウンドスクール
豊中市内の小学校で、一年間やってきた金管十重奏での本番でした。曲目はトトロだの童謡ヒットパレードだの、わっかりやすい曲ばかりです。司会のH川M美がうまくやってくれてウケも良かったし、とっても楽しかったです。
学校から斡旋される音楽教室のことを「サウンドスクール」と呼んでいるのですが、この一年はインフルエンザなどの影響もあり、メンバーの一部でやっている五重奏ばかり本番が多くて十重奏でのまともな依頼は少なく、ちょっと残念でした。(一月の成人式もこのメンバーです)
ほとんど同じメンバーで室内楽の授業も取っていたので、その発表会やマスタークラスなんかも含めるともうちょいありましたが…。
実は、もう一年前から室内楽の授業で八重奏をやっていて、その8人に1つ下の学年2人を加えてこの一年間十重奏としてやっていたんです。で、今だから言いますが、その八重奏はとってもイケてない、やりにくいものでした!正直!ごめんね!(笑)
なので、この十重奏も最初は全然のり気ではなく、演奏も決して上手くいっているとは言いがたく、イヤだったんです。
でも、長い時間ずっと同じメンバーでやっていくにつれて、夏ぐらいにやっと皆が自分のポジションを理解し、「そのアンサンブルの音」が出来てきました。そっからは、僕自身就活が終わって気が楽になったのもあり(笑)、団体として急速にまとまっていったような感があります。
そっからはどんどん楽しくなって、最後であるこの本番はとても名残惜しかったです。いろいろありましたが、今はこのメンバーと一緒にできて良かったと思っています。みんな本当にありがとう。また飲みに行こうぜ!でもK畑は自重しろよ!(笑)