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Concert Etude op.2

制服系ちゅーば吹きbeardのブログ

読書ネタ

最近、ぐっとくる本を探しています。beardです。

というワケで随分書くのに間があいた読書ネタです。
村上春樹の1973年のピンボール読んだ話すら書いてない気がするので、かなり書いてないですよね。

ですがまあ今回のネタは春樹とは関係ありません。
本日紹介するのはこちら、
ブラバン津原泰水)と
チューバはうたう〜mit tuba〜(瀬川深)
の二冊です。

いずれも、音楽を題材にした人間ドラマです。
ちなみに、瀬川氏の方は、表題作のmit tubaが太宰治賞を受賞しております。
本人曰く、「多分世界初のチューバ小説(笑)」だそうで…


内容としては、ブラバンのほうが一般ウケはよさそうです。
一応ジャンルはミステリだそうですが、まあそんな些細なことはどうでもいいっす。
吹奏楽部」ものに関わりをもったことのある人、または1970年代〜1980年代に青春時代を過ごした人は是非読んでみてください。
なにか、懐かしいような、もどかしいような、そんな気持ちにさせてもらえることでしょう。

オッサンになった主人公が、昔を回顧しながら再結成のために動くうち、高校時代からずっと変わらぬ思いに気づく…みたいな話です。
読みやすいし、作品の空気感もよいので是非。


そして、次のmit tubaが曲者で、実に面白いのですが、コレは、一般人にどの程度ウケるものなのか僕にはわかりません(笑)。
ちなみに、mitというのはドイツ語で、意味としてはwithと同じです。
英訳するとwith tuba ということですね。
文章の半分以上が主人公(女です)のモノローグ。
はっきりしたテーマも、その回答も明確には与えられない、やや文学的な内容。

いや、面白いんですって!少なくとも、チューバ吹きには。
あと、多少、活字慣れしてるほうがいいかもしれませんが。

でも、まず、楽器をまるでやったことのない人間にはイマイチ理解しづらいのではないかとも思います。
是非そういう読者の感想も聴いてみたいところです。

一応中篇が3つ収録されていて、いずれもどこか突き放した独特の視点で描かれていますが、僕はすごく好きな作風です。(ちなみにチューバが登場するのは表題作のみ)

新作が出た際には読んでみたいですね。

さて、次は何を読もう。浅田次郎の新短編集出てるんだよな…。さて…