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Concert Etude op.2

制服系ちゅーば吹きbeardのブログ

CDレビュー〜Tuba編〜

3hj2rekj BonBons
Tuba:Patrick Sheridan,Piano:Rich Ridenour

僕が、生まれて初めて買ったチューバのCDがコレ。そして僕の人生を狂わせるきっかけになったCD(笑)。

パトリック・シェリダンという奏者はそのころ知らなかったんですが(というかチューバ奏者なんて一人も知らなかった)曲目がホラ・スタッカートやラフマニノフのヴォーカリーズ、ヴェニスの謝肉祭変奏曲などのよく知られたアンコールピースばかり。聞きやすそうだ、ということで通販で購入して、ジャケットがこのケーキかぶったおっさんだったのでしばしびっくり。
気を取り直してCDを再生してみると…
速い!高い!そして発音が美しすぎる!
一曲目の途中で一度CDを止め、本当にチューバかどうか確認しました(笑)。何度見直してもチューバって書いてある…もう一度かけて、また唖然としました。
気がついたら、CD終わっていて、僕はコレがチューバなんだ、という素晴らしい勘違いを植えつけられたのでした。

彼の芸風はよく言えば最高のエンタメ、悪く言えば曲芸です。実際、技術は凄いけど、という「けど」付きの紹介が多いようですね。確かに音色は理想とされるチューバ像とはかけ離れています。ソロをするために特化した音色で、いわゆる「ドイツ的」な音色とはまさに正反対。オケに入ったら聞こえすぎて邪魔という感じです。

それでも、ラフマニノフのヴォーカリーズや金髪のジェニーでの「うた」は間違いなく一級品です。
彼ほど美しいスラーのできる奏者を僕は他に知りません。
結局好きなんですね、こういうのも。目指すところとはちょいと違いますが、もし彼のレッスンを受ける機会があるなら是非一度受けてみたいです。
甘い甘い高音…CDのタイトルにBonBons(砂糖菓子)というのは、言いえて妙というやつですね。