Concert Etude op.2

制服系ちゅーば吹きbeardのブログ

中学生

演奏会を5日間で4つ聴いて、頭がごっちゃになっているbeardです。

昨日は中学生の指導に行ってきました。

その中学には前から何度かお邪魔しているのですが、ようやく受け入れられ始めている印象でした。(ちなみにK武中)


昨日は、チューバではなく合奏の指導だったのですが、行く度に思うのは、「全国大会に行ってる学校ってなんだろう」ということです。

楽器を始めてわずか1〜2年の子供達が、下手をすれば、我々のように楽器を専門でやっている人間が集まって演奏するよりもうまい演奏をする。

それは異常なまでの抑圧と刷り込みのなせる技ではないかと思うわけです。あと金(言い換えれば保護者の援助)。

以前にも書きましたが、私は雑草育ちです。
中学、高校共に地区落ちバンドでしたから、「全国」という響きには未だにコンプレックスを感じたりします。

ですが、だからこそ同時に疑問を感じます。
そこまでして上の大会に上がるのは、大人側のエゴではないか?
本当に子供達の音楽をする心を育んでいるのか?

勿論、高いレベルを求めることは決して悪いことではないと思います。
そうやってしごかれながら歯を食いしばって努力することは必要な経験だと思いますし、上下関係もそうやって覚えていくものだと思っています。

しかし、某全国大会常連校のように、生徒を軍隊みたいに統率して、部費を月に万と集め、各パートにレッスンの先生を呼び、良い楽器をそろえることは、どこまで価値のあることなのでしょう?
彼らは確かにすごい演奏をします。とても中学生とは思えぬ正確さで難曲をこなします。


でも、それよりも、先生と二人三脚でなんとか上に上がろうと頑張っている泥臭い学校の方が輝きを感じるのは僕だけでしょうか。(I津中(笑))

まあ考え方は人それぞれですし、全国大会に上がるバンドにも雑草根性を忘れずに頑張っている学校もあるやもしれませんから、なんとも言いがたいですが、漠然とした不快感をいつも感じます。

うーん。

ま、指導に行くのも凄く勉強になるので、これからもあちこち行ってみたいなとは思います。