Concert Etude op.2

制服系ちゅーば吹きbeardのブログ

最近日記的に偏っている気がする

最近ますます日記化している。
もうちょっと内容のある文章を書きたいのですが、忙しさに負けます(笑)

とかいいつつ、最近の出来事。

京響見に行きました。
エルガーのチェロコンと、交響曲第一番。生誕150周年のメモリアルイヤーにちなんだエルガー・プログラムです。
チェロのソリスト、横坂源さんはなんと21歳!!
相愛のヴァイオリンのヒトといい、ほぼ同じ年齢の人たちがこうやって活躍しているのをみると、焦ったりげんなりします…(笑)。

ま、なにはともあれ演奏の方ですが、チェロコンは若干大人しめでした。
チェリストも非常によくさらっているのは分かりますし、表現もしようとしているのですが教科書的というか…
どこかで聞いた感じではありました。
もちろん、年齢的なことを考えると凄まじいテクニックなんですが、同じ年齢で五嶋みどりが達していた領域を思うと、まだまだ破るべき殻はあるな、といった感じ。
高音域の音程も、テンションが上がると危ないみたいで。

ですが、とても好きな曲なので楽しんで聴けました。
この透明な叙情性…透き通った氷のような曲ですよね。

で、シンフォニーの方ですが、こちらは大熱演。
京響のスーパーブラスセクションが吼える吼える。
4楽章の小西先生には笑わせて頂きました。
ちなみに、師匠はイギリスものという理由からベッソンのEsバスを吹いてはりました。
もちろん楽器によって音は変わりますが、師匠の「声」は何管吹いても同じだなぁと。素晴らしいトーンでした。

聞いた感じ、今の京響には穴がないんです。どのパートも、不安定な要素がない。
プロオケでも、やっぱりどこかのパートが不安だったり、金管がぽろぽろミスし続けたり、木管の音程だったり、そういう「穴」を感じることがままあるのですが(もちろん指揮者との相性やリハの徹底性で大きく変わりますが)、今の京響はどこのパートも平均的に高いレベルでまとまっており、安心して音楽に聞き入ることが出来ます。

指揮者の大友氏はエルガーのシンフォニーが好きらしいです。師匠曰く、「エルガーの一番なんてそんなやらんと思ってたら大友さんで2回目、他の指揮者入れたらもう5回以上やってる」そうです。

イギリス(やや乱暴ですがアイルランドスコットランドも含めて)のメロディーセンスというのは日本人に訴えるものがあると思うのですが、京響の演奏は、作品に対する共感が感じられてとても良かったです。

いやはや、京都は交通費の問題であまり気軽に行けないのですが、また京響聞きたいです。

あ、なんか2万ヒットしたらしいです。
有り難うございます。