Concert Etude op.2

制服系ちゅーば吹きbeardのブログ

過去の演奏会2

Lktayez9 とりあえず過去の分の演奏会レビューを先に放出しとこうと思う所存。

10月28日 兵庫県立芸術文化センター大ホール
アルド・チッコリーニ ピアノ・リサイタル

曲目 ドビュッシー前奏曲第2巻
   ムソルグスキー展覧会の絵


ピアノっていろんな音が出るんですね。
いやぁ、当たり前の話なんですが…「音色が多彩」ってのはこういうことを言うんだなぁ…

芸文の大ホールって舞台がめちゃ広いんですよ。ワタクシは4階席だったんで、グランドピアノが豆粒でした。

ステージ上に現れた爺が一人…よたよた歩いてる…え、あれ、チッコリーニ?大丈夫か?展覧会なんて弾けんのかよ?
あ、座った、あ、オーラが…あ、上手い…
という感じでしたよ。
80歳ですよ。2時間のコンサートを暗譜で、しかもミスタッチも少ない。
すごいなぁ、うちの祖母も同い年だけど、ピアノ弾くどころかトイレ行くので精一杯なのになぁ。

シカゴ響のトップを53年間吹いてたアドルフ・ハーセスっていうトランペッターがいまして、彼も引退の時81歳。
シカゴにはそういう伝説の人物他にもいて、チューバのアーノルド・ジェイコブズも62歳で、しかも肺を片方手術で切除した状態でコンチェルト吹いてました。

生涯現役ってかっこええなぁ。
サックスのマルセル・ミュールみたいに、「これだけ優秀な奏者が育てばサックスの未来は安泰だ」とかのたまって引退後二度と楽器ケースを開けなかったってのも武士道でかっこいいけど。

僕は生涯現役がいいです。頑張ります。

そんなことを考えさせられるコンサートでした。
音楽も素晴らしかったです。世界的ピアニストっていうのはやっぱり凄かったですよ。

キーシンとか来たら端っこでいいから聞きたいですね。
芸文は4階席でも全然音痩せないし、問題ナシ。
さて、金ためよっと(笑)