Concert Etude op.2

制服系ちゅーば吹きbeardのブログ

好きな映画2

僕が好きな映画を思いつくままに挙げてみるだけの企画第二弾。

バック・トゥ・ザ・フューチャー定番ですねー。でも好きです。
ちなみに2はあまり好きではありませんが、3わりかし面白いですね。
しかし、やはり1の面白さというのは続く2作とは全然別のベクトルというか、時間をどうこうっていうのではなく、
「自分の両親の愛のキューピッドをやらなくてはならなくなる」っていう発想にあると思います。
時間旅行モノにはよくある「歴史を変えると存在が云々」っていうタイム・パラドックスを、コメディー的要素として上手く利用している好例でしょう。

自分の両親の馴れ初めっていうのは誰しも一度は気になったことがあると思います。その普遍的好奇心をSF的な時間を逆行するという設定によって目の前に表し、しかも母親が自分に惚れてしまう。
舞台設定の上手さが素晴らしいですよ。なにせ、中世や未来と違って、両親の若いころっていうのはその当時の空気感を作り手が知っているだけに、上手くセットが組める。そうすれば、ここが重要なんですが、何年後に見ても古さを感じないんですよね。
未来を描けば、技術的側面や、いざその時代に現実が追いついちゃったりすることによって「安っぽさ」が浮き出てしまいますから。

そういった諸要素も含め、キャラクターの良さなどもあって、不朽の名作といって差し支えないでしょう。


今度は思いっきり趣向を変えてマタンゴで。
大半の人は知らないと思います。なんと、1963年の東宝映画ですから。

どういう映画かと申しますと…
遭難して無人島に着いてしまった6人の男女。
島は不気味な影がちらつく奇妙な場所。
当然、食べ物がない。
そこに、沢山のキノコを発見。
食べられそうだと言う人。食べない方がいいという人。
オレは食べる!という人。
しかし、食べたものは少しずつ菌に冒され、体中からキノコが…!!!

という、恐怖モノです。
なんか全然怖そうじゃないー、という方、是非一度観てください。怖いから。
何が怖いって、そりゃあ、人間より怖いものはない。
言えば、この映画は恐怖の演出も(ごく一部を除いて。重要なシーンなのでどこがそうじゃないのかは誰でもわかる(苦笑))上質ですが、本当に描いているのは心理なんです。
昔から食糧難の時の心理状態を描く怪談って言うのはありましたが、恐らくこの映画はその中でもかなりのランクに位置づけられると思います。
古い映画ですから、いわゆるジェネレーションギャップを感じる場面も多々ありますが、一度は見て損はないと思います。

と今回は毛色の違った作品を二つ並べてみました。
次はいつになるか不明。でも多分いつかやる。