Concert Etude op.2

制服系ちゅーば吹きbeardのブログ

貴方に拠って狂乱

えぇと、劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」を見てきちゃったりなんかして。

ミュージカルは何度か見たことがありましたが、アマチュアだったり零細劇団だったりで今まで結構痛々しい感じのイメージがありまして、やっぱブロードウェイキャスト来日公演とかに行かなきゃいかんのかなとか思ってましたが…

やっべぇおもろいわこれ。

さすが高いチケット売るだけありますね。
知名度日本一の劇団はさすが素晴らしいですわ。


ダンスは全然わからないので「すごいなぁ」とかいう小学生レベルの感想しか出てこないんですが(笑)、演出や舞台運びのレベルが本当に高い。セットも効果的で、最小限を最大限に生かすように考えられていますねぇ。
そう考えると、昔見たあのダメ劇団はチープなセットでさらにそれを生かせていなかったなぁ。
ちょっとした転換なんかも、舞台のどこかに見せ場を作ってそこに視線が集中している間にいつの間にか終わっている。
計算されているなぁと。

マイクワークも素晴らしい。指向性マイクってあそこまで自在に使いこなせるモンなんですね。

しかしまあ、歌って踊って演技して、一日二公演。
よくもまぁ体力が持ちますねぇ。

そして、今回のクレイジー〜はなによりも音楽が良かった。
ジョージ・ガーシュインは本当に魅力的な音楽を書く人ですね。ラプソディ・イン・ブルーばかりが有名になっていますが、それだけがガーシュインではない…っていうか、実質あの曲は半分くらいグローフェが書いた曲ですし(笑)。

実は彼、とある作曲家に弟子入りして、高度な作曲法を学んでいたそうです。たまに演奏されるピアノ曲「アイ・ガット・リズム・ヴァリエーション」なんかはその技法に基づいているとか…。
そんな小難しい理屈も学んだりしつつ、やっぱり書く曲は誰からも愛される素敵な音楽に仕立て上げられるのは、彼のセンスなんでしょう。

あ、でもミュージカルに仕立てる際にオーケストレーションやら曲のアレンジやらした人がいるのか。
そしたら、その人も大したモンだわ。


と言うわけでまた見に行きたいジャンルが拡大されてしまって…なんかもうどないしょ。
今度のオペラ座のチケットも一番安い席ながら取ってもらいましたし、芸文のマイ・フェア・レディも行くつもりですし…(死)

ま、いいものが見れればそれでいいや(笑)