えー、beard@都内某所です。
11月中旬のとあるイベント出演のため都内某所にわりと長い間います。せっかくなのでいろいろ吸収していきたいと思います。
さて、3か月に一度くらい思い出したように書くだけになっているこのブログですが、別に書く内容がないわけじゃないんですよね。でも、ちょっとまとまった内容にする時間がとれなかったりめんどくさかったりで、なかなか更新できないでいます。
そこで、クラオタ的発言&映画レポとか限定のTwitterアカウントを作ってみました。パソコンならサイドバーに表示されているはずです。スマホでも出るのかは知りません(笑)。主に、フォローさせていただいている方の発言を勝手にリツイートして私見などを書いています。
今までTwitterって全然触ったことがなかったのですが、クラシック関係の事務局アカウントが多くて面白いですね!というかそういう方しかフォローしていない(笑)
そちらの方は今のところマメに更新している(誰にも通じない話を吐き出している)ので、興味があるという奇特な方はご覧ください。
今年度前半の
いやあ、ずいぶん間が空いてしまいました。
もう夏も終わりですね。
台風、思いもよらず凄い風雨だったようで。皆様のところはお変わりありませんでしたか?
4月からこっちにあったことと言うと、ヨークブルナーが全く使いこなせない悩みを抱え続け、中音域に対するビビりが極限に達したことが挙げられます。
マウスピースを、少し抵抗感があって材質もステンレスのもの(ギディングス&ウェブスターMM6)に替えてなんとか盆休みまでだましだまし演奏しましたが、一念発起してヨークブルナーから、B&SのMRP-Cに楽器を買い換えました。
八月の終わりから、もうすでに5回ほどMRPで本番に臨みましたが、素晴らしい楽器です!反応もとてもいいし、とても鳴ってくれて、ようやく不調からも脱せそうです。しかし、、ロータリーということもあり音色がとてもクリアなので、音程がとても聞き取りやすく、しかも狙いが甘いとその通りの音程で出てしまう本当にごまかしが効かない楽器です。なので、今までもわっとしたピストンの音色でごまかしてきたものが露呈してしまっています。これこそ修行あるのみなので、楽器に鍛えてもらいます。
それと、現在諸事情によりチューバひとりで本番に臨んでいる状況ですが、力みすぎて潰れないようにがんばります。
あと、そんなこんなで悩みながらもちまちま練習し、管打楽器コンクールも受けてきました。結果は一次敗退でした。明らかに準備不足でした。
やっぱり学生時代のように、がむしゃらに練習して前のめりに倒れるような心構えで臨むのは難しいです。
仕事もそれなりに忙しいし、それを言い訳にしてしまう自分がいました。
それを見つめなおし、技術的にも精神的にも己の未熟さを知れた意味では受験して本当によかったです。次回受けられたら、その時は悔いのないくらい準備して臨もう。絶対。
もうひとつ、年の初めに宣言していたピアノですが、浜松にて春から習い始めています。月2くらい、忙しければ月1でしか行けていませんが。
しかも、やっている内容もバイエルやハノン、ギロックの子供用作品などで、真っ当な音楽的素養を学んで楽器をやっている方からしたらちゃんちゃら可笑しいレベルです。でも、先生がとても良い方で、僕のカメの歩みにも苦い顔ひとつせずに教えてくださっているので、なんとか続けていこうと思っています。きっと無駄にはならないはず。
さて、まあどうやらこんな感じでぼちぼち生きていますbeardですが、また己の備忘録的にでも演奏した曲の紹介とかは思い出したように書くと思います。それなりに発信したいこともあるんですけど、あれですね、スマホに変えてから、なんとなく携帯触る時間が増えて、余暇の浪費をしている気がします。もうちょっと有意義に時間を使いたいものです。
吹奏楽やった曲レビュー(2)
反省と抱負とか
みなさま、遅ればせながら、新年を迎えられましたことをお祝い申し上げます。
吹奏楽やった曲レビュー(1)ほか
もうお久しぶりですとは言わないぜ!(挨拶)
さて、永らく方向性のないまま、たまーに近況報告をするだけと化していたこのブログですが、やはりもうちょっと付加価値を作りたいと思いまして、新企画を打ち出してみることにしました!(続くかは不明ですが)
タイトルの通り、わたくしが仕事等で演奏した曲の中で、これはというものをオリジナル、アレンジもの問わず紹介しようという試みです。自分自身の備忘録も兼ねています。
今更紹介するまでもないものも多いので、主に、マイナーな楽譜が中心になるのかなーと思います。でも、久しぶりに音出してみたら良い楽譜だったというものは有名でも遠慮なく書こうかな。
続けば方向性は自ずと決まっていくと思うので、今はこれくらいにして本題に入りましょう。
・フライト~大空の冒険~(ベンジャミン・イョオ)
FLIGHT - ADVENTURE IN THE SKY - (Benjamin Yeo)
僕にとっての初仕事で演奏した曲のひとつです。
ベンジャミン・イョオは、シンガポール出身の作曲家だそうです。おどろき。
最近、わりとプッシュされている曲のひとつではあります。
曲は表題を見て期待するとーりの内容(笑)
感動的なテーマから始まって、離陸して、嵐とか突入しちゃって、また感動してジャーン!みたいなこの上なく解りやすい構成。
打楽器が色々使うのが難点といえば難点ですが、技術的にも高校生くらいが取り組みやすい内容ですし、演奏効果も上がりやすいのではないでしょうか。
いわゆる、スウェアリンジェン的なテンプレートの影響下にある音楽ですが、それがいい方向に働いているのでは、と。
ちなみに音源は、かのベルギー・ギィデのものが出ています。僕は聞いたことありませんが、多分さぞかし上手いんだろうなぁ。聞いてみたい!
言わずと知れた兼田御大の作品、というか編曲。
「あんたがたどこさ」、「子守唄」、「山寺の和尚さん」の3曲を吹奏楽にアレンジしたものです。
民謡組曲というタイトルなのに民謡じゃない山寺の和尚さんが入っているのはご愛嬌。
兼田敏の作品の中では、パッサカリアに次いで人気が高いのでは、と思っていますが、それでも最近はとんと顧みられなくなった気がします。
キャッチーで、メロディーはそのままの形で演奏されるにも関わらず、安っぽくなく、かつ効果的、そして技術的要求はそれほど高くない(第1曲「あんたがたどこさ」のトランペットなんかは若干難しいですが)、という、アレンジのお手本のような楽譜です。
さすがすぎます兼田先生!
こういう楽譜、最近のアレンジではなかなか見られないですね。
・オクトーバー(エリック・ウィテカー)
October (Eric Whitacre)
僕の大好きな作曲家、ウィテカー。NAXOSから出ている合唱作品集なんて何回聞いたかわかりません。
吹奏楽界でウィテカー、というと大半の方が「ゴースト・トレイン」を思い出すのでしょうが、僕にとってはこの「オクトーバー」です。
合唱作品を聞けばすぐにわかることですが、ウィテカーの最強の持ち味は「美しい不協和音」に尽きます。
それは、全音階的クラスター風であったり、イウェイゼンを思わせる即物的スタイルの付加9度だったり、それぞれが3度のハモリを従えた4声体が生み出す偶成和音だったりするのですが、その繊細なヴォイシングが生み出す美しい衝突は、えもいわれぬサウンドです。
このオクトーバーは、空5度やペンタトニックを登場させることでどこか民謡的な雰囲気を漂わせながらも、ウィテカー特有の「美しい不協和音」が随所に表れます。
技術的に簡単に書いた、と作曲者は言っているそうですが、美しく演奏するにはかなりの技量を要求する曲だなーと思います。編成もそれなりに揃っていないといけませんしね。
前々からやってみたかったこの曲、演奏できて幸せでした。棒振りとしても挑戦してみたい曲のひとつですねー。
・アルトサクソフォンのためのファンタジア(クロード・トーマス・スミス)
Fantasia for Alto Saxophone(Claude Thomas Smith)
華麗なる舞曲やフェスティバル・ヴァリエーションで有名なスミスが、管楽器のソロ曲をあれこれ書いていたことはあまり知られていません。
なぜか。言葉を選ばずに言うと、あんまりぱっとしないからです。
スミスに限らず、吹奏楽バックの合わせモノというのは、名作があまり多くない印象が強いです。なんででしょうねー。もっとバランス的にシビアなはずの金管バンドには合わせモノの名曲がいっぱいあるのに。
で、そのスミスのソロ作品の中で、比較的取り上げられているのが、このファンタジアです。
田中靖人やオーティス・マーフィーが演奏したからですかねー。
バンドはほぼ引き立て役ではありますが、ツボをついたオーケストレーションで、ソロが消えてしまうこともそんなないし、室内楽的なアンサンブルを要求される個所やトランペットのハイトーンが映えるコーダなど、見せ場もあります。
しかし、このファンタジア、おいそれと取り上げられない曲です。
なぜかというと。ソロパートがフラジオ祭りだからです、、、
いやこれはもーYou Tube見てください。マーフィーがマーフィーらしさ全開でフラジオきゅんきゅんですから(何
テーマ自体も速いタンギングや跳躍が多く、かつ滑りやすいフレーズなので難しそうに聞こえます。僕はサックス吹きではないので本当のところはわかりませんが(笑)
ま、こんな曲もあるよってことで!
今回は初回ということもあり、一気に書いてしまいましたが、これからは小出しにしていきます。